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ごますり ~ ほうれん草のごまあえ [夕ご飯]

生の胡麻をいただいたので、20年ぶりくらいに胡麻を摺ってごまあえを作りました。

いつもは、すりごまというのを買って作ります。
自分でやった方が美味しいのはわかっているけれど、省力化を計ります。

しかし、いざやってみると、感覚が忘れていることもあり、記録しておくことにしました。

<道具>
あたり鉢
すりこぎ棒
さい箸

IMG_7170.JPG

私は、すりこぎ棒が上手く使えないので、あたり鉢を持っていません。
写真は、赤ちゃんのご飯を作る用の、すり鉢です。伊万里焼風の絵柄が付いています。これで代用しています。

<材料>
生ごま 
ほうれん草

ごまは、すり鉢のとなりのビニール袋に入っているものです。25g。これを2つ使いました。
近所の方が自分で作られたものです。ごまの草は、とうもろこしよりちょっと背の低い、すっとした植物でした。そこから、ごまを餞別するのは、大変なことだったでしょう。

<調味料>
砂糖
みりん
しょうゆ


IMG_7142.JPG 直売所で買った、立派な日本ほうれん草です。
赤いじくが美味しいので、きれいに泥を洗って(朝からお水につけておくときれいになります)、茹でて、冷水に取って、しぼっておきます。

<手順>
ごまが生ですので、フライパンで弱火で煎ります。
IMG_7152.JPG 香りが変わって来て、ごまがぱちっと一回言ったところで、止めました。
食べてみて、美味しかったら、OKです。ここでピスタチオのような味がしました。おじさんの畑は肥料が良いのでしょう。一瞬で焦げるので注意です。余熱で焦げるので、すぐにあたり鉢に移します。

そして、摺ります。

あたり鉢の大きさに寄って、胡麻の量が少ないと摺れないし、多すぎても飛び出して摺りずらい。
あたり鉢の大きさに寄って、丁度良い胡麻の量があります。

摺ります。

えんえんと摺ります。

ここで、ごますり上手な人は、上手にくるくるとすりこぎ棒を使います。

IMG_7154.JPG

ごまがはじけて、上に飛び上がります。
辺りが散らかります。
久しぶりで、この感覚忘れていました。
写真のように、ごまから油分が出てくると、あたり鉢の縁に引っかかって、段々になってきます。
この辺で止めました。
まだ、少しごまの形が残っていますが、疲れたので止めました。
ごまが完全に無くなるまで摺っても可です。
(さらに摺ると、胡麻がクリーム状になり、くず粉と混ぜて、胡麻豆腐を作ることもできます。
が、すごーく疲れる作業です。)

この辺で、お砂糖、みりん、しょうゆ、酒で調味します。

IMG_7155.JPG 感覚です。私は、砂糖が1とすれば、みりん1,しょうゆ3/4 酒1です。

IMG_7156.JPG 味見をして、調整します。胡麻和えの味は、各ご家庭の味があるのかなあと思います。お酒は美味しい日本酒を使うと美味しくなります。時々、ここで、「私、天才!」って思うこともあります。あ、天災か。[ダッシュ(走り出すさま)]

IMG_7159.JPG 茹でたほうれん草を少しずつ入れて、和えていきます。ほうれん草と胡麻のバランスは、お好みです。私は胡麻がたっぷりが好きなので、ほうれん草がかなり余りました。

IMG_7161.JPG こんな感じです。
ピーナツ和えのように、こっくりした、濃厚なごまあえです。ここまで食べられるようになった過程を思えば、お味は格別。いつものより格段に美味しいです。

[喫茶店]

この日は、午後一杯を、夕食の支度に使いました。

直売所のお野菜が立派で、

IMG_7141.JPG 大根1本を、真ん中をふろふき大根、上の方を大根おろし、下の方を粕汁にして、ほぼ一本食べました。

IMG_7149.JPG だって、こんなに透き通っていて(おそらく糖分が貯まって透き通っている)、生をかじっても甘くて柔らかくてびっくりするほど良いお大根だったから。こんなに透き通っているお大根は初めて。

IMG_7160.JPG ふろふき大根。 白みそを漉して味噌をつくったり。今回は酸っぱくなるので、ゆずは入れずに上にのせただけ。お米のとぎ汁で茹でて、昆布で煮たり、

IMG_7164.JPG 真壁の酒屋の酒粕を頂いたのでそれと白みそを漉して、煮干しと昆布のお出しで、大根と日の出人参とお豆腐と煮たり、

にんじんはスライサーで細くしてサラダに、ほっけを焼いて大根おろしで食べて。
胡麻和えの残りのほうれん草をおかかをのせて、おひたしにして食べたり。おかかは栄養がありますからね。

こうしていると、ご飯の支度は、下ごしらえから時間がかかります。美味しかったですが、半日かかりました~。[ダッシュ(走り出すさま)]

新年に、時短のご飯にする!と誓ったばかりなのに。
おじさんが、大事に作って食べられるようにした胡麻ですから、時間をかけて丁寧にいただくことも、感謝の一つです。

が、しかし、

今週こそ、

今週から行きます。時短で!

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